【kintone】ノーコードで在庫・商品管理システム 作成!プラグインで楽してDX推進!

近年ではコロナ禍の影響から、急激なEC(ネットショップ)需要が確立し、中小規模の店舗でもEC(ネットショップ)を運用することが当たり前の時代となってきました。

その中で商品を扱う担当者にとって、ECの商品管理は義務とも言える重要な業務です。
が、EC運用に慣れていないと、「発送・入金管理」などの「運用・保守」でミスが発生してしまいます。

ですが、どうしてもECの立ち上げ段階ではECの見た目や機能ばかりに目が向いてしまいがちです。

そして、ECのデザインや機能実装がひと段落した後に、
「ECツールの管理システムの使い方が分からない。既存の管理システムをどうするか?。そもそも既存のエクセルのデータはどうする?」と言った具合に、後々になって「運用・保守」とはまた別で、「データ管理」が課題となるケースが非常に多いことだと思います。

今回は、そのような方々に向け、国内で今非常に人気が高まっている。クラウド型DX推進ツール「kintone(キントーン)」のご紹介とともに、kintoneを活用した商品管理の方法についてご紹介していきます。

管理アプリを作成してデータ管理を行うということは、ECの商品管理のみならず、「顧客管理を行っている企業、社員管理を行っている企業、案件管理を行っている企業」など業種を問わず活用できるということでもあるので、DX推進でお困りの方全体におすすめの内容となっています。

さらに、現場にPCがない場合はスマホから利用することも可能です。また、発送等を外注しておりコミュニケーションロスが悩みの方には、「外注先にリアルタイムでデータを更新する」など、対応できるケースも多いのでご相談いただければと思います。
※お試しアプリのお申し込みには、【kintone 無料相談】のお申し込みが必要です。

「そもそも既存のエクセルのデータはどうする?」といった方に対しては、既存のエクセルのデータから簡単にアプリを作成する方法を5分で読める内容でまとめているので、ご参考ください。

kintoneで在庫管理を行うメリット

kintoneは、業務DX推進に最適なクラウドサービスです。
在庫管理はもちろんの事、業界や職種にかかわらず、業務に役立つ様々なアプリを作成・運用することができます。

以下は一例ですが、kintoneを活用して在庫管理を行うことで得られるメリットの一覧になります。

  • 受注・発送業務が簡略化され、ケアレスミスやコミュニュケーションロスによるミスが減る
  • 収益管理・領収書発行など、事務管理が楽になりミスが減る
  • 発送ミス、入金ミス、不良品など改善すべきデータが可視化されるので、さらなるDX推進の起点となる。
  • チャット機能があるのでササっと報告できる
  • リアルタイムでグラフを作成

kintoned在庫管理システムを作成

今回は、以下のプラグインを活用して在庫管理システムの作成を行なっていきます。

設定に関しては、公式ページに説明がされているので、そちらを参考にしつつ進めていきます。

店舗や在庫登録アプリ

以下は、契約している倉庫や店舗を登録するためのアプリになります。
項目が一つだけで、「これがアプリ?」と思われるかもしれませんがアプリ間の連携を行い、在庫・商品管理を行う上で必須のアプリとなります。

商品登録アプリ

先ほどの店舗登録アプリと同じく、後にアプリを連携して使用するために登録を行っていきます。
以下では、「商品名、単価」に加え、確保しておく「在庫数」の登録を行なっていきます。

画像右側の一覧がテストで登録した、商品一覧になります。

在庫管理アプリ(入庫)

画面の左側は、「店舗情報と商品情報」を紐づけて、商品の入庫処理を行っている場面になります。
画像の赤枠右側は、在庫管理アプリで登録した情報となっており、在庫管理アプリを編集すると自動的に在庫数を計算して一覧表示にしてくれます。

在庫管理アプリ(出庫)

画像左側は、商品の出庫処理を行っている場面になります。
以下では、先ほど「ソイプロテイン1kg200個」追加したのに対して、100個出庫処理を行っています。

そして画像の右側では、先ほどまで「理論在庫数、実在庫数」共に200個だったのに対して、アラートで赤く表示され「100個」となっているのが確認できます。
こちらの赤いアラートは、「商品登録アプリ」で設定した「在庫確保数」になり、設定した値を下回るとアラートで警告されるようになっています。
また、店舗別で表示したい際は、画像の右側の赤枠で囲っている黒いタブからソートをかけることができます。

その他の活用方法

kintoneで領収書もラクラク発行!!

kintoneの見積もり書・領収書発行に関しても、過去に紹介記事を公開しておりますので、気になった方は是非とも確認していただければと思います。

チャット機能とグラフ作成機能を活用!!

kintoneではチャット機能とグラフ作成機能がデフォルトで用意されています。
したがって、商品リスト一覧にクレームに関する情報を記載したり、倉庫や店舗に関する情報をメモしておくなどして、業務のミスを防いだり効率化を図ることができます。

また、グラフ作成機能に対応しているので「店舗別売り上げ、クレーム発生数」などを円グラフや棒グラフで作成することができます。

顧客から入庫処理を行ってもらう!

以下で紹介している「じぶんページ」はkintoneのアカウントを持っていないユーザーでも、「じぶんページ」を経由することで、一部の機能でkintoneのアプリを利用することができます。

左側の画像は、「じぶんページ」の設定画面です。
こちらの設定画面では、「入力してもらうためのフォームを作成したり、フォームを利用するユーザーを発行したり、フォームの内容を送信した際に自動でメールを送信する」などの設定を行うことが可能です。

また、ECサイトであれば顧客情報の管理を行ったり、決済周りの処理などもkintoneで管理していくことによって最終的に1元管理ができるようになります。

使用したプラグイン

今回の記事で使用した。kintoneのプラグインの紹介になります。

kintoneプラグイン:在庫管理プラグイン

TISのプラグインです。
在庫管理にかかわらず、多くのプラグインが利用されており役立つプラグインが多く公開されています。
今回の記事で紹介した「在庫管理」は公式ページから設定方法を確認することも可能ですし、多くのメディアでも取り上げられているので活用の際、参考にしやすいプラグインです。

kintoneプラグイン:じぶんページ

kintoneアプリと連携し、「じぶんページ」からレコードの編集を行うプラグインです。
非常に使い勝手がよく、シンプルなので初見の方でもフォームを作成することができます。
また、シンプルでありながら「メールの自動送信、コメント機能、レコードの編集権限の付与」などカスタマイズ性も高くkintoneユーザー全体にお勧めできるプラグインです。

kintoneに関する無料相談はこちら

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umeki

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