今回のNOCODOメディアは、「アプリ開発系ツール、業務改善ツール、Microsoft社のサービス」をそれぞれ比較して、ノーコードツールの特徴や選び方などをご紹介します。
ノーコードツールについて、「プログラミングしなくてもソフトウェア開発ができるツールなのは知っているけど、何ができるか分からない」といった方におすすめの内容となっています。
この記事の目次
ノーコードツールとは?
ノーコードとは、コーディングによるプログラミング開発を行わないで、ホームページを作成したり、Webアプリケーションを開発したりと、従来ではエンジニアが介入していた部分を一部、非エンジニアでも開発できるよう作られた開発プラットフォームです。
また、ノーコードツールは目的に特化したツールが多いのが特徴で、ECショップを開発するのに長けたツールや、自動化を行うツール、業務アプリの開発ツールなど、様々なジャンルが存在します。
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様々な国産ノーコードツールをご紹介しています。使いやすいツールを検討されている方は必見のツールです。
Bubble kintone PowreApps 比較してみた
それぞれ強みや特性が別のツールを簡単に比較しました。
Bubbleとは?
Bubbleはノーコードツールの中でも非常に人気があるツールとなっており、ノーコード開発の定番になっています。
また、柔軟な開発に加え、テンプレートやプラグインなど拡張性が高く、世界の200万人から使用されているツールです。
基本的には、webアプリケーションを開発する目的で使用されています。
Bubble事例紹介
こちらは、株式会社ABABAの事例で経済産業大臣賞を受賞しており、ニュースやメディアでも度々取り上げられているアプリです。
就活で不採用となった学生に対し面接を行った企業が、他企業に推薦を行なったりすることができます。
PowerAppsとは?
Microsoft社が提供しているツールで、正式名称は「Microsoft Power Apps」です。Excelのように簡単な関数を使うことで処理を設定します。また、Power AppsではWebポータルサイトもなども作成できます。こちらについても、Webプログラミングの知識がなくても問題ありません。
基本的には、業務DXなどを目的に使用されています。
PowerApps事例紹介
神戸市では、Power Appsを活用して新型コロナ感染症対策アプリケーションを構築しました。
結果、1日あたり約40,000件の電話が4,000件に減り、90%の業務削減に成功し、職員の負荷軽減に大きく貢献しました。
kintoneとは?
kintoneは、クラウド型業務アプリ開発プラットフォームです。
各部署の案件管理や進捗管理など、業務に関するアプリを作成できます。また、登録した情報は複数人で共有でき、目的に応じてデータを抽出し集計することも可能です。
基本的には、業務DXなどを目的に使用されています。
kintone事例紹介
パーソルキャリアでは、業務でエクセルを使用することで、管理の煩雑化やナレッジの属人化が課題となっていました。
ですが、kintoneを活用することで業務フローをテンプレート化し、ナレッジの共有一元管理を行うことでガバナンスの強化に寄与しました。
プラン
以下は、3つのツールの料金プランになります。
3つとも低価格で利用することができるのですが、月額使い放題のようなプランではなく、アプリごとに料金が発生したりアカウントごとに料金が発生するプランとなっています。
この中ですと、Bubbleは無料プランがありkintoneはトライアルがあるので一度使っていただけたらと思います。
Bubble | PowerApps | kintone |
---|---|---|
Freeプラン 無料 | – | 無料トライアルプラン |
Personalプラン $29/月(月契約) | アプリごとのプラン 月額 540円 | スタンダードコース 月額 1ユーザ 1500円 |
Professionalプラン $129/月(月契約) | ユーザーごとのプラン 2,170円 | ライトコース 月額 1ユーザ 780円 |
Productionプラン $529/月(月契約) | 従量課金プラン 1,120円 | – |
引用元:https://bubble.io/home | 引用元:https://powerapps.microsoft.com/ja-jp/pricing/ | 引用元:https://kintone.cybozu.co.jp/price/ |
管理(データ管理・アプリ公開)
アプリケーションの管理に関する項目です。
それぞれのツールで、得意不得意はありますがプラグインやAPI連携などの拡張機能を活用することによって、対応できる幅が変わってくるので導入される際はよく調べる必要がありそうです。
例えば、Bubbleはアプリ公開が可能なツールですが無料プランでは公開することができません。また、データ移行やデータの同期などを行う際はスプレッドシートやAirtable(エアテーブル)などの外部データベースの活用が必要となります。
Bubble | PowerApps | kintone | |
---|---|---|---|
データ移行 | △ | ○ | ○ |
データ同期 | △ | ○ | ○ |
アプリ公開 | ○ | ○ | △ |
対象の企業
以下は、事業規模や企業規模などを想定したターゲット像になります。
Bubbleは、MVPなどを開発して市場調査など、新規事業の立ち上げ段階で活用されることが多く小規模向けのツールとなっています。
PowerAppsは小規模向けが×になっていますが、Microsoftのツールに使い慣れている方であれば他のツールを使うより効率的かと思います。
また、Office 365などのツールと親和性もあり、大企業でも導入までのハードルが低く活用されやすいツールかと思います。
kintoneの場合は、小規模向け中規模向けといったイメージがありますが、東証一部上場企業の5社に1社が導入しているということもあり、事実上規模にかかわらず活用できるツールとなっています。
Bubble | PowerApps | kintone | |
大規模向け | × | ○ | △ |
中規模向け | △ | ○ | ○ |
小規模向け | ○ | × | ○ |
まとめ
今回は、それぞれ特徴や強みの違うツールを簡単に比較してご紹介しました。
データ制限や容量など、プランごとに対応できる幅が変わってきますので、今回の記事でノーコードツールに興味が湧いた方は是非ともお問い合わせ下さい。
プレスマンでは、ノーコード(NoCode)・ローコード思考によるDXを進めています。
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