日本人はなぜAppleを使うのか?Appleのブランディング戦略を徹底解説!

世界的に見るとIOSよりAndroidの使用率の方が高いです。しかし、日本人の多くはiPhoneを使用しています。今回はなぜこんなにもiPhoneが使われているのかAppleのブランディング戦略を徹底解説します。

Appleのブランディングには3つの特徴がある

特徴①独自性

Appleの商品を見てどのような印象を受けますでしょうか?はじめてiPhoneが出てきた時は、ボタンが1つだけでとてもシンプルな携帯だと思った方も多いのではないでしょうか?

さらに、スティーブ・ジョブスがおこなったプレゼンテーションでは、「phone」「Internet」「iPod」が合わさった「iPhone」が紹介され、複数の製品を1つの中に入れる斬新かつシンプルさに衝撃を受けた人も多いことでしょう。

AirpodsやMac、iPadも一目見ればAppleの商品であることがわかり「シンプル」なのに認識される独自性をAppleは持っています。つまり、Appleにとっては「シンプルさ」で他社と差別化をはかりブランディングを確立したということが言えます。

特徴②デザイン性

Appleのデザインはいらない要素を全て排除して必要な部分だけを残す「シンプルさ」が特徴的です。iPhoneにおいてはボタンが1つだけ、Airpodsに関して色は白だけ、Macに関しても不要なポートの排除などを行ってきました。

他の競合は、「最新の機能」を詰め込むエンジニア目線のデザインのため、結果としてユーザーにとって最悪のデザインになるケースが多かったです。しかし、Appleの場合はユーザー目線のデザイン作りを心がけ、本当に必要なものだけを考えたためシンプルにすることができたのです。

この徹底的にユーザー目線で考えたデザイン性もAppleのブランド価値を高める要素の1つとなっています。

特徴③操作性

iPhoneの特徴の1つに操作性もあげられます。ボタン1つで元のページに戻ることができる安心感を与えたのもユーザーを惹きつける要因の1つと言えます。

他にも、アプリのアイコンをタップしてどのアプリを開いたのか視覚的にわかるようになりました。それまでの携帯にはない細かい操作性を向上することに成功し、ユーザーにとって使いやすい最適なUIになっていることもブランディング向上の要因の1つです。

まとめるとユーザー起点でものごとを考えることで「独自性」「デザイン性」「操作性」を最大限発揮することができAppleのブランディング向上に貢献し、結果として多くの日本人がAppleを使っているのだと考えられます。しかし、「ブランディング」とは具体的にどのようなことなのでしょうか?

ブランディングとは

マーケティングを学習の方でも「ブランディング」という言葉を聞いたことはあると思います。しかし、ブランディングを担当できるのは会社の中でもトップ層のみ。そのため、多くの方が「ブランディング」を説明するのは難しいのではないでしょうか?

早速ですがブランディングとは、顧客や取引先、会社の従業員を含めた社会全体に自社の商品やサービスを認識させ他社と差別化をすることです。

ブランディングを行うことで、「知名度の向上」「社内外からの信頼感向上」「リピート率向上」「社員のモチベーション向上」などさまざまなメリットがあります。

つまり、過度に宣伝や広告費を使わずに自社の商品を購入する仕組みや体制が整っているといえます。お店に商品を置くことができるのは限られた商品のみですが、ブランディングをすることで少ない交渉やより良い条件で自社の商品をお店に置くことができるので、売上向上にもつながります。

Appleストアが成功した理由

実店舗のAppleストアに来店したことがある方も多いのではないでしょうか?Appleは店舗設計にもかなりこだわりを持っており、小売業の不振が続いているアメリカでも成長を続けることができています。

成功している1つ目の要因は、店舗のデザインです。店舗のデザインを通してAppleが表現したいシンプルさという世界観を表すことに成功しています。そして、このシンプルさはAppleが周りの店舗との差別化に成功し多くの人の目に留めることに成功しています。

2つ目の要因は、ユーザーとのコミュニケーションをとる場所を提供している点です。iPhoneやApple WatchなどAppleの商品を触り店員さんに質問ができるだけでなく、Appleの製品を購入したユーザーがスキルを高めるために学ぶことができる場所でもあるのです。

例えば、iPadでアートスキルを身につけるイベントや、iPhoneで写真を撮りフォトスキルを身につけるイベントなどユーザーがより楽しく使える仕組みづくりができているためAppleストアは成功をおさめることができています。

Appleのブランディング戦略のまとめ

今回は、Appleのブランディング戦略に関して解説をしました。マーケティング分野より上位概念であるブランディングに成功することができたため、通常のマーケティングにおいてもさまざまな成功をすることができているのがAppleです。

マーケティングの戦略がうまく行かない場合は、より上位概念であるブランディングを見直すのも1つの施策だと考えられます。

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kenta tomonaga

kenta tomonaga

エンジニア