NOCODOでは、6/26にRoblox(ロブロックス)の登壇イベント「Robloxが生み出す「次世代NoCode人材」とクリエイターエコノミー」を行いました。
このイベントでは、Robloxとはどのようなサービスなのか?なぜ注目しているのか?
また、実際にRobloxを活用して収益を得ている方、Robloxを子供向けプログラミング教室のカリキュラムに導入されている方、などに登壇していただき、Robloxの実用性や可能性についてお話しいただきました。
そして、大学生が実際に触ってみた感想や、LPの方からRobloxを使用した企画など、様々な視点でRobloxを考察しました。
今回はそのイベントのレポート記事になります。
※このレポートは3部構成になっており、この記事は1記事目となっております。
※2記事目はこちら
※3記事目はこちら
この記事の目次
イベントのタイムテーブル
時間 | 内容 |
15:00~15:05 | 開催趣旨【5分】 |
15:05~15:35 | Robloxの概要とマーケットポテンシャル【30分】ロブラボ 氏 & Sho T 氏 ーRoblox(ロブロックス)の基本的な概要や、市場可能性などについてトークー |
15:35~16:05 | Robloxイノベーター・ユーザトーク【30分】 Schilverberch 氏 (モデレーター:Sho T 氏) ー海外ユーザからも人気を誇るゲームをRobloxで制作し、30万Robuxの収益を獲得した話ー |
16:05~16:15 | Robloxと子供向けプログラミング教育との相性について【10分】中山 久美子 氏 ーRoblox入門講座の開設と、小・中学生の反応などー |
16:15~16:25 | デジタルハリウッド大学ゼミ生によるRoblox1ヶ月チャレンジ発表【10分】菊地 尊 氏 川口 久嘉 氏 ー1ヶ月間、学業との両立の中でRobloxに初めて触れてから制作した内容を発表ー |
16:25~16:50 | LT(Roblox × 街づくりコミュニティ)+実演(制作したゲームなど)+質疑応答タイム ・LT「Robloxと街づくりコミュニティでの掛け算可能性など」「制作したゲームの実演」etc |
16:50~16:55 | 告知 (from NOCODO) |
16:55~17:00 | クロージング【5分】 |
この記事のイベント動画
<追記>『Roblox(メタバース)ソリューション for 企業・地域・教育』
2023年11月に『Roblox(メタバース)ソリューション for 企業・地域・教育』をリリースいたしました。関心のある方は、ぜひLINEオープンチャットにご参加ください。チラシもありますので、お問合せ等もお待ちしております。
LINEオープンチャット: https://x.gd/roblox_nocodo
チラシ(資料): https://nocodo.net/roblox-document/
LP(問合せ): https://nocodo.net/roblox/
開催趣旨 「Sho T氏」
Robloxとは?
Sho T:
Robloxは、日本でそこまで有名ではないですが、アメリカなどのヨーロッパ圏を中心に、子供たちの間で流行している3Dのゲーム開発のプラットフォームです。
ゲームを開発するクリエイターも、16歳以下の子供が中心となっており、世界で800万人以上のクリエイターが2000万数を超えるゲームを作っています。
日本でも、マインクロフトなどが人気ですが、アメリカなどのヨーロッパ圏だとマインクラフトよりも人気のプラットフォームです。
またコロナの影響もあり、月間のアクティブユーザー数が2億人を突破、現在急成長しているフェーズかと見ています。
また、ロブロックスは2004年に創業し、今年の2021年3月に株式上場しました。
規模感としては時価総額4兆円くらいなので、日本の大企業くらいの規模になっています。
そして、クリエイターエコノミーの話になるのですが、クリエイターエコノミーとはユーザーがコンテンツを作っていく仕組みになります。
例で言うとYoutubeなどのサービスになります。 RobloxもYoutubeのように、作ったコンテンツに人が集まり、作った人に収益が還元されるといった仕組みになっています。
また、作成したアイテムなどを売買することもでき、10代で莫大な資産を築き上げているクリエイターもいるようです。
そういった背景から、「将来の人気の職業はロブロックスクリエイターです」というような子供達が増えてきているみたいです。 日本でいう子供が「ユーチューバーになりたい」っていうのと同じような感じですね。
また収益の例で、実際に20歳の子がRobloxを使い半年ほどで5000万ドルを稼ぎつつ、何十人か雇用していたり、21歳の大学生がロブロックスで稼いで学費を支払ったり、といった事例もあるようです。
イベントの開催趣旨
私たちの運営しているNOCODOでは、ノーコードの案件やノーコーダーが集まるプラットフォームを運営しています。
今回「ロブロックスとノーコードが関係あるのか?」と疑問に思っている方もいらっしゃると思うので、そちらの方ご説明させていただきます。
3 D空間のゲームを開発する際に「Unity(ユニティ)」というゲームエンジンがあるのですが、ユニティは結構コーディングよりで3Dゲームを開発する上で玄人よりのツールであると捉えています。
ロブロックスは、16歳以下のロースキル人材が中心で、コーディングをせずとも3Dの空間を作れるため、「3D空間を作るうえで、ノーコードよりだよね」という観点から、ロブロックスとノーコードを掛け合わせたイベントを開催させていただきました。
3Dの空間をつくるといった観点で見ると、ゲームというよりは「コミュニティ」という単位で仮想の空間を、クリエイトするということに注目されていきそうだと感じています。
実はLTでもお話しいただくのですが、現実の街と仮想の街を掛け合わせた、オリジナルの街を作ってみたり、物理法則や重力などの影響を受けない、非現実的な世界を作るとかも可能だったりするので、「様々な視点から空間をクリエイトする」といった観点で見ると、面白いのではと考えています。
本日は、早くからロブロックスに触ってきた皆様や、最近ロブロックスの可能性に気づいた方なども含め、色々なお話ができればと思っております。
また、今回イベントをきっかけに「ロブロックス面白そうだな」と思ったら、一緒にロブロックスのコミュニティを作っていける場を提供しますので、Slackに入っていただけた嬉しいです。
※以下のリンクから、無料のRobloxコミュニティへ参加できます。
Robloxの概要とマーケットポテンシャル 「ロブロボ氏 + sho T氏」
Sho T:
では、ロブラボさん自己紹介からお願いしてもよろしいでしょうか
ロブラボさん:
はい自分は、メインの仕事はゲーム会社を運営しております。 規模感で言うと、50人くらいの規模の会社です。
その会社で、私は新しいゲームプラットフォームの調査を行っております。
2018年くらいからですね、YouTubeでロブロックスのゲームをYouTuberがよく遊んでいるのを見て、ロブロックスというものに興味を持ちました。
また、「ロブロックス」という言葉を前から聞いた事があって、調べてみたらユニティよりも歴史が深いサービスで驚きました。
そして、今年に入ってからより積極的にロブロックスというものを調査し、新しいビジネスに展開していければと思い、情報発信などを行っております。
そういった活動もあってか、たまたま声をかけてもらい、本日のイベントでお話しさせていただいております。
Sho T:
ロブラボさん、ありがとうございます。 ロブラボさんは、ロブロックスでゲームを開発したり、キャラクターを踊らせたりなどをノーコードでやられていて、ユーチューブでそういったものを解説されています。
本日はゲーム会社を運営している視点で、ロブロックスでゲームを作っていて感じたことや可能性などについて、お聞きできればと思っております。
では、ロブロックスについて口頭で説明してきたんですけれどもまず、実際にロブロックスがどのようなものなのか、画面で見せていただきながら、説明をお願いしてもよろしいでしょうか?
ロブラボさん:
はい、こちら共有させていただいている画面なんですけども、ロブロックスでゲームを開発する際に使用する、ロブロックススタジオの画面でパソコン上のソフトになります。
ロブロックスは先ほどご説明があった通り、ユニティよりも簡単に簡単にゲームが作れます。僕の感覚ではマインクラフトとユニティの間くらいになります。
マインクラフトも同じように、組み合わせてクリエイトできるんですけれども、ロブロックスの方がノーコードで自由度が高い開発ができます
この画面でベースになる世界を選択し、初めて開発のUIが表示されます。
今何もない状態なんですけれども実際にプレイのボタンを押すと、プレイをすることができます。
また、最初に設定などせずともRobloxで、デフォルトでキャラクターの動作などの設定がされているので、実際にキャラクターを動かすことができます。
ゲームを開発する上で3Dゲームの場合、 3D空間の設定を行う必要があるんですけども、キャラクターの動作であったり、複数人のプレイヤーを同期設定だったり、ログインログアウトの処理など、ありとあらゆるものが既にロブロックスで実装されているので、一切何もする必要がないんです。
なので、そういったところが強みになってます。
さらにですね、3Dゲームで使用するオブジェクトを作るのが、非常にお金と時間が、かかるですけれどもロブロックススタジオは、沢山のクリエイターが作ったオブジェクトが、登録されているので、必ずしもオブジェクトを一から作らなくても良い場合が多いんですよ。
例えば、この登録されているオブジェクトですね。
この家みたいなのをクリックすると、実際に制作画面の3D空間上に選択した家のオブジェクトが表示されます。
また、プレイ画面に移って確認しても実際に自分が作っているコンテンツの中に、3Dのオブジェクトのデータが反映されています。
登録されている、オブジェクトの3Dデータというのは常に更新されていて、世界中の人がいろんなオブジェクトを追加しており、クオリティの高いオブジェクトが数秒で自分のゲームの中に組み込めます。
なので、5〜6歳の子がレゴで組み立てるようにして、クオリティの高いゲームを作ることが可能です。
また、キャラクターのデザインのパーツなども、クリエイターが作って公開しているので、パーツを組み合わせれば2〜3分で自分のキャラクターを作ることができます。
Sho T:
ありがとうございました。開発の画面見てる中で、「結構すごいなー」って感じた方もいるんじゃないかなと思っております。
「じゃあなんでその日本でまだ流行ってないの?」と疑問に思う方もいらっしゃるのかなと思うんですけれども、その点についても、お話できればと思います。
また、ロブラボさんがゲーム会社を運営されているということなので、 ゲーム会社から見たロブロックスの可能性についてはどう思われてますか?
ロブラボさん:
そうですね、可能性としては非常に感じています。
また、自分の感覚ですと、スマートフォンが世に出たタイミングの空気感にすごく近いなと感じてますね。
当時アイフォンなどがようやく認知されたのが、2008年ぐらいと思うんですけれども、それまで日本はガラケーの時代で、モバゲーなどが出てきたタイミングでようやく「ガラケーでゲーム提供してもいいかな」といった空気感が産まれていました。
ですが、「スマートフォンはないよね」って言う感じでした。
というのもゲーム業界って、一つのコンテンツを作るのに、お金も時間もかかるので、プラットフォームの選定ってすごく慎重なんですよね。
なのでこういった新しいトレンドができたとしても、参入までにすごく時間がかかるんです。
また、日本人でゲームをプレイされる方は、日本のゲーム会社が作ったコンテンツが好きなんです。
けれども、日本のゲーム会社がまだ参入していないので、日本人の方がロブロックスを認知していないのではないかと考えています。
Sho T:
なるほど、私は3月ぐらいから、ロブロックス周辺で沢山の方に声をかけているんですけれども、子供がいる親御さんからは、「子供がロブロックスで遊んでいる」ということをちらほら聞くことがあり、少しずつ認知度は高まってきているのではと思っております。
あと、やっぱり海外の子供達ってプレイするだけじゃなくて、自分でゲームを作ったりとか、やってるなという風に思ってるんですけれども、「プレイヤーからクリエイターへ」っていうのを、子供中心に広げるっていう視点もあると思っています。
また、ロブラボさんのゲーム会社の視点から言うと、プラットホームのその選定に慎重なところがあるというお話がありましたが、 ノーコードの観点で言うと、遊び感覚みたいなところから広がっていく可能性もあるのかなと思っております。
ちなみに、ゲーム業界の方ではロブロックス市場の参入などの検討って、どの段階まで来てる感じですかね。
ロブラボさん:
ゲーム業界の方は比較的人の認知は早いと思いますが、会社単位で参入を検討されているところはほぼないと思います。
先ほどのスマホの話に戻るんですけれども、スマートフォンのアプリも最初は個人レベルの非常に小さな開発から始まっており、そこから少しずつ認知が広がって参入されていきます。
なのでゲーム業界などに勤めているクリエイターの方が、個人として参入しているといった例はありますね。
Sho T:
なるほど、ロブラボさんは会社としてもにRobloxに参入されるのでしょうか?
ロブラボさん:
そうですね、積極的にやっていきたいと思っております。
まぁ流行るのは間違い無いので、後はどれだけ早く自分の領域っていうのを作ることができるかっていうフェーズに入ってくるんじゃないかと思っております。
Sho T:
なるほど、今までゲーム会社の視点で、ロブロックスというものをお伺いしてきましたが、個人クリエイターとしてのロブロックスの魅力っていうのは、どういうふうに考えておられますでしょうか?
ロブラボさん:
めちゃめちゃチャンスだと思っております。
僕が今、会社じゃなく個人で動いてるのも理由があって、ゲーム会社っていうのは投資するお金と時間が大きすぎて、腰が重いんです。
また、ゲーム会社が市場に参入するっていうのは、海外でもまだないんじゃないかなって思っています。
なので、個人クリエイターの人たちが儲かってるんだったら「そのそろそろ自分達も参入しようか」っていうゲーム会社が参入するフェーズに行くまで、タイムラグが3年ぐらいあるんですよ。
なので、その3年間の間っていうのは、逆に言うと個人のクリエイターの独壇場になるわけです。
また、ロブロックスの弱みであり強みの、「独自言語でのコンテンツ開発」がゲーム会社参入の壁になってくると思います。
ゲーム会社さんは、Unityの知識などのゲーム開発の知識はあるんですけれども、ロブロックススタジオの開発っていうのが、特殊なので社員教育からスタートしなきゃいけないっていう点で、さらに準備が必要なんですよ 。
なので今は、個人クリエイターが市場を盛り上げていく段階だと思っています。
おそらく他の大きい会社が入られて来るのは、早くて今年の後半から来年になってくると思います。
入り方としては子供が大量にいるって言うことで、例としてポケモンなどのコンテンツの認知を広めるために、参入されるんじゃないかと思います。
繰り返しになるんですけど、やっぱりそういった意味で個人クリエイターが活躍できるフェーズで期間的に限られていますが、すごく魅力的な時期なのではないかと思います。
Sho T:
ありがとうございます。 実は本日、中学生の方や高校生の方が10名ほどいらっしゃっているんですけど、今後この中で、ロブロックスのクリエイターとして、スターがでたりしたら面白いなと思っております。
ロブラボさん:
そうですね、僕が勉強してる中でYouTube上でRoblox開発の動画が沢山あって、それらを拝見してるんですけども。
僕の中で今一番先生だと思ってるのが、10歳から11歳くらいの男の子なんですよね。
僕もそんな英語得意ではないって言うか、10代の子供向けに説明してくれてるので、分かりやすい言葉で説明してくれています。
また、ゲーム開発のクリエイターって今までは、ある程度の経験を積んだ社会人だったんですけど、年齢層が下がってるなーっていうのを感じますね。
Sho T:
なるほどやっぱりそうですね。 Robloxは若年層が多いので、活躍しているクリエイターも若いなっという印象がありますね。
また、日本でもそういった若いクリエイターが出てくるのであれば、大人の視点からもサポートというか盛り上げていきたいなと思います。
トークも終盤に差し掛かっているんですけれども、ロブラボさんの方で実際に、開発してる中で初めて分かった独自性や、これは簡単だけどこれは難しい。みたいなメリットデメリットなどをお伺いしてもよろしいでしょうか?
ロブロボさん:
そうですね。
デメリットなんですけど、古くからゲームクリエイターをやっており、3Dゲーム開発の常識があるがゆえ、難しく考えすぎちゃうところがあります。
例えば、車を右から左に移動させる際に、3D空間のX座標とY座標を変更していけば移動できるといった、簡単な処理を行うとします。
その際、ロブロックスっていうのは、重力の計算だったりとか、自分のアバターのサイズ感だったりとか、既に決定されているんですね。
なので、単純にゲームの中で右から左に車を動かすっていうのが、他のゲームエンジンだと簡単だったりするんですけれども、ロブロックスの場合、「もしその移動している車の途中に、自分のアバターが入り込んだら、どういった動作をすればいいとか」まで考える必要があるんですよね。
なので事件で、横移動している車のところに、キャラクターを置いてみたらぶつかって飛んでいってしまいました。
また、バグの動画をユーチューブで公開したんですけども、トンネルの中から車が出てくるアニメーションを作成しようと思ったら、トンネルが一つのオブジェクトとして認識されてしまいました。
これは、ロブロックス側で自動的に「オブジェクトであるから、他のものが出てちゃだめだよね」っていうことで、空の上から車が出てきてしまい、結果車がどんどん積み重なってしまいました。
今までの3Dゲームを作っていた感覚でいうと、「なんでこんなバグが発生するのか」っていうことが頻繁に起きて、我々からするとちょっと難しいところもあるっていう感じですね。
また、初めて触る人からすると、それが当たり前のことなので逆に、難しさを感じることがないと思います。
そういった観点で見ると、初めての人の方が、競争優位性も高いと思います。
Sho T:
ゲーム業界の方からすると、そういった問題もあるんですね。
今は、ご自分でゲームを開発されているんでしょうか?
ロブラボさん:
そうですね、今はまずは自分たちでゲームを作り、一連の流れを我々が経験しなくてはいけないと思っています。
まぁ一応ゲーム会社の人間ではあるので、それ相応に面白いものを作ろうと思っております。
リリースについては、7月上旬にはできるんじゃないかなと思っております。
Sho T:
なるほど、期待ですね!ちなみに、例えばなんですけれど、本格的なゲーム開発まで行かなくても、空間として面白いものって結構あるのかなと思っています。
例えばラブラボさんのYouTubeの動画で、キャラクターに芝居させたり、踊らせたり、喋らせたりとかしてるじゃないですか、寸劇みたいな感じで仮想の空間を作り上げていくみたいな、そういう観点も面白いのかなと思ってるんですけども、そんへんはどう思われますか?
ロブラボさん:
そうですね。
僕がYouTubeで積極的に、寸劇みたいなものをアップしているのは、ロブロックスっていうものを学習できるコンテンツが、まず日本には必要だと思いアップしてるんですけれども、やってみて単純に面白いんですよね。
自分で簡単に、フル3Dの映画を作ることもできますし、自分の好きな音楽に合わせて自分の作ったキャラクターを踊らせたりとかも、簡単に実現できます。
また、そういった寸劇なども簡単にできますし、すでにYouTubeとか見てる子供達の中でやっていることかもいるんですよね。
なんで、「その3D空間で何かを表現する」って意味でも可能性のある使い方なんじゃないかと思います。
Sho T:
ありがとうございます。
最後に、これまでロブロックスで色々作られてきたロブラボさんの視点から、これから興味を持った方に、どういうアクションをとればいいかのネクストアクションの展開について、お伺いさせていただきます。
ロブラボさん:
そうですね。
日本ではまだまだ無名の状態なので、知名度上げるっていうのがロブロックス界隈の中では非常に、重要な活動になってくると思います。
僕自身がまずそういったところに、積極的に参加できればと思っているので、例えばさっき言ったダンスの動画を作りやすいようなコンテンツを、ツールボックスなどに公開していき、日本の方でも簡単にコンテンツが作れるようにしていきたいと思っています。
また、そういったコンテンツを利用して頂くことによって、より多くの方々がロブロックスを知るというチャンスが生まれてくると思います。
先ほど、Sho Tさんが公開してくれた情報で、ロブロックスのユーザー人口が確か2億人ぐらいだったと思うんですけれども、日本で大きなサービスが参入されてくるボーダーって、2億人から4億人くらいが一つのボーダーになってくると思います。
そして、今まさにロブロックスのユーザーが2億人くらいなので、「えー、こんなサービスあるんだ」って言うふうに、日本でも広まってくるタイミングだと思っています。
もちろんツイッターとかだと、結構早くて情報も飛び交ってたりしますね。
そういう意味でも、広がる手前のところで自分のゲームで出すか、ダンスで出すか、あるいは全然違うもので出すのかで、自分のポジションをキープしておけば、単純に広がりに乗っかってトラフィック(コンテンツを利用するユーザーの数など)をとっていけると思います。
トラフィックを持っているんであれば、自分のゲームでマネタイズしてもいいですし、YouTubeでマネタイズしてもいいし、本当に個人で稼げる環境を作ることができると思うので、とにかく今始めるっていうことが誰にとっても、美味しいことになるじゃないのかなと思っております。
Sho T:
ありがとうございます。
そうなんですね、4億人くらいから、日本で150万人っていうのは過去のデーターですか?
ロブラボさん:
Facebookは確かそうですね。 何年前か忘れましたけど、そのくらいのタイムラグが発生する可能性がありますね。
Sho T:
ありがとうございました。
ロブラボさんの動画は、教材にしてコミュニティを作っていくなどのネクストアクションを作って行っても良いかなと、話を聞いて思いました。
では、トークセッションは以上になります。ありがとうございました。
ロブラボさん:
ありがとうございました。
まとめ
- マウスの基本的な操作で、3Dの空間を作ることができる。
- クリエイターエコノミーの仕組みなので、クリエイターに収益が還元される。
- 実際にRobloxの収益で、莫大な資産を築いた10代が沢山いる。
- 企業の参入までに、タイムラグがあるので、個人クリエイターとして活動するのがおすすめ。
- 複雑なゲームの開発以外にも、「仮想の空間をクリエイトする」といった観点からでも魅力がある。
- Robloxは3D空間の設定が、デフォルトで設定されているので初心者でも開発可能。
- 3Dゲームのオブジェクトは莫大な「時間とお金がかかる」が、Robloxは開発済みのオブジェクトが使用でき、ワンクリックでオブジェクトを使用することができる。
- ロブロックススタジオの開発はユニティに慣れている人からしたら、扱いづらい。
- ロブロックスのユーザーが、2億人を突破し、そろそろ日本でも波が来る可能性が高い。
- 興味を持って初めて見るとしたら、とりあえず触ってみること、とにかく初めて見ることが大事。
無料のRobloxコミュニティ(Slack)
イベントレポート① 登壇者情報
—
<主催:NOCODO(ノコド)>
Sho T(高橋 翔)氏
・一般社団法人NoCoders Japan協会 代表理事
・株式会社プレスマンのCINO(Chief Innovation Officer)
・ノーコードスキルシェアプラットフォーム『NOCODO(ノコド)』事業責任者
・クロスコミュニティなどを行うオープンイノベーター
HP:https://www.sho-takahashi.com/
Twitter:https://twitter.com/showying_art
–
NOCODOイベントスタッフ
梅木Twitter:https://twitter.com/umeki77538
だいふくTwitter:https://twitter.com/masadaifukuncd
—
<Robloxイノベーター>
ロブラボ 氏
・2018年ごろからRobloxに触れ、そのビジネスモデルに興味を持つ。
・2021年からRobloxを日本で流行らせるため、Robloxに関連するさまざまなジャンルの動画を配信したり、海外情報をTwitterで発信し始める。
・本業は50人規模のゲーム会社の経営。
Twitter:https://twitter.com/ROBLOX63404885
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UC1Y5BeMzidAX_H4cq7anqQw
<司会>
だいふく氏(高梨)
実はスカッとジャパンや大原学園のCM等に出演したこともあります。。。
出演歴:
・スカッとジャパン#図々しいファミリー
山下雄二役(2016年10月17日放送)
・専門学校大原サマーキャンペーンイノマーシャル
(2015年8月放送)
・年末の笑ってはいけないガキのつかいあらへんで
「笑ってはいけないアメリカンポリス」
助監督役
・モンスターストライクCM#学校に帰りたくない編
バスケ部員役
etc…
Twitter:https://twitter.com/masadaifukuncd
プレスマンでは、ノーコード(NoCode)・ローコード思考によるDXを進めています。
NOCODO Bizで展開している「NOCODO College」でキントーンのリスキル学習もご用意!
ご相談は以下よりお願いします。
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